鍼灸師に向いている適性について

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鍼灸師とは、はり師ときゅう師の国家資格を持った方を指します。
鍼灸師の仕事は、鍼とお灸を用いて、人間が持つ自然治癒力を高める事です。
誰もがなれる職業ではなく、鍼灸師養成校として認定された専門学校や大学を卒業し、はり師ときゅう師の国家試験に合格しなければなりません。
そして、特殊な職業であるため、向いている人と向いていない人がいます。
今回は、鍼灸師の適性についてご紹介したいと思います。

人を助けたい気持ち

鍼灸師として働くためには、患者と関わり続けた上で効果的な治療を模索する必要があるため、人を助けたいという気持ちを持っていないと、難しい職業です。
その気持ちを継続的に持つのはとても難しいのかもしれませんが、患者が笑顔になって嬉しかった、と語った鍼灸師もいます。
上手くいかない事があっても、助けたいという思いが根底にあれば、乗り越えられるかもしれません。

コミュニケーション能力

鍼灸師は対人職業であり、あらゆる患者の生活習慣などの日常生活の話を聞きながら、どういう治療を施すか決めなければなりません。
対話を繰り返す事で信頼関係が築かれるので、逆に構築に失敗したら、患者が続けて通う可能性が低くなってしまいます。
なので、コミュニケーション能力は必要と言えるでしょう。

学び続けられる姿勢

専門学校等で3年間勉強し、国家試験を合格しても、医学は日々進歩し続けています。
鍼灸師は医療職であるため、治療に関わるあらゆる知識を吸収し続け、自分なりの在り方を模索する必要があります。
また、現代の美容の流行などにもアンテナを張れば、様々な角度から患者の手伝いができるのではないでしょうか。

体力を含めた根気

一対一の対人職業であり、1日で複数人の患者の相手をしなければいけないので、それだけの体力は求められます。
また、鍼灸師とて独立を考えている方は、患者さんの回転率を上げる必要があるので、より一層体力は必須です。
そして、鍼灸師として働き始めたら、上手くいかない事の方が多いです。
例えば、施した治療が患者に効果的でなかった、解決策が想像よりも下回った、などの場面に遭遇する事もあるので、挫けずにどういう治療をすべきか考え続ける必要があります。
なので、鍼灸師には根気も求められます。

まとめ

鍼灸師として活躍するには様々な要素を求められるので、とても難しいかもしれません。
ですが、いくつかの適性のどれか1つが自分に欠けていても、やりがいを感じて後から付いてくる可能性もあります。
鍼灸師の領域に踏み込む勇気、まずはそこから持ってみませんか。

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