競争激化
鍼灸師の新卒就職状況は、必ずしもよくないというのが現状です。
その一つの要因として、新たな鍼灸師が毎年4000人程度誕生し、鍼灸師の独立が相次いで過当競争になっているということもあります。
そうなるといわゆる「即戦力」の鍼灸師を獲得する傾向があり、新卒の鍼灸師が未経験から働ける場が少なくなっています。
専門学校の対策
そのため、専門学校ではカリキュラム内での鍼灸師としての実習に力を入れています。
「国家資格を取得させて卒業させる」というだけではなく、「実践的な実力を身につけさせて現場で活躍させる」ための実習だと考えていいでしょう。
実践的な実力とは技術だけに留まらず、患者さんに接触しケアは精神面にも及ぶことになるので、そういった患者さんとの対応の仕方も学ばなければなりません。
また、鍼灸師は独立してからよく稼げるようになるといわれていますが、独立する前から固定客を獲得しておくことが必要です。
そのため、専門学校で実際の技術と適切な接客法を必ずマスターしておきましょう。